ホワイトリング高機能化改修 一期工事

デザインと施工の力で、木の温もりと地域の未来をつなぐ。乃村工藝社 × DUOによるホワイトリング改修プロジェクト。

長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)の高機能化改修工事において、
乃村工藝社とDUOが協働で内装デザイン・設計・施工を担当しました。
1998年の長野冬季オリンピック会場として知られるこの施設を、
地域に開かれた新たな拠点として再生するプロジェクトです。

一期工事では、2F VIPラウンジ「FOREST CLUB LOUNGE」と
3Fスイートボックスの改修を実施。
乃村工藝社の総合的なプロデュース力と、DUOの空間デザイン力が融合し、
木質・光・構造を活かした上質で柔らかな空間を実現しました。

県産材を活かした木質ルーバーや、コンクリートの質感を引き立てるマテリアル構成により、
「樹」「木漏れ日」「サステイナビリティ」「アート」をキーワードに、
長野の自然と人が調和する新しい観戦空間を創出しています。

2F VIPラウンジ「FOREST CLUB LOUNGE」

長野の森をモチーフに、木の温もりと柔らかな光に包まれる空間として再構築されたVIPラウンジ。
木質ルーバーや県産材を活用した天井、コンクリートの質感を生かした壁面により、
素材のコントラストが心地よいバランスを生み出しています。
「木漏れ日」「サステイナビリティ」「アート」をキーワードに、
地域の自然と文化を感じながらくつろげるラウンジ空間を目指しました。

長野市ホワイトリング FOREST CLUB LOUNGE 2階のラウンジエリア。木の質感と間接照明が調和した内装デザインで、乃村工藝社による高機能化改修により落ち着いた空間を演出。木質パネルと曲線ソファが特徴的なインテリア。

3F スイートボックス

観客席上部に新設されたスイートボックスは、有機的な木質のボリュームを挿入することで
硬質な既存コンクリート構造との対比を強調した象徴的なデザインとなりました。
木の温もりを感じながらアリーナ全体を見渡せる特別な観覧席として、
「観戦」と「滞在」を両立する新しい体験を提供します。

デザイン・施工のポイント

  • 乃村工藝社とDUOが協働し、デザインと施工を一体で進行
  • 県産材や自然素材の活用による地域循環型デザイン
  • 照明・素材・構造の調和による“木漏れ日”の空間演出
  • 既存躯体を活かした再構築で、公共施設としての長寿命化を実現

ホワイトリング高機能化改修 地域と人をつなぐアリーナへ

本プロジェクトは、地域材を積極的に活用した内装デザインと、観戦体験のアップデートを実現した取り組みとして、地元紙でも紹介されました。
乃村工藝社とDUOが協働し、「地域に根ざす空間デザイン」 をテーマに創出した新たなホワイトリングは、
長野の自然と人の温かさを感じられる空間として高く評価されています。

今後予定されている第二期工事では、
カフェスペースの新設や新たな観客ボックスの整備など、
来場者がより快適に過ごせる環境づくりが進められます。

ホワイトリングはこれからも、
「地域と人をつなぐアリーナ」 へと進化し続けていきます。

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